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大阪AGTラボで出会った興味ある石

AGTジェムラボラトリー
滝川 修功


毎日の地道なラボワークのなかで、自然の不思議さを感じさせる内包物に遭遇したり、人工石には見られないようなフェザーを発見したり、特殊効果石を強化するような処理技術を看破した時、思わずGG各位や受講生のみなさんにも情報開示し、知識を共有したいという動機にかられ、誌面を借りてAGTラボ・レポートを大阪から発信することに致しました。常識では考えられないような事象に積極的に参加していきますのでご期待下さい。


キュービック ジルコニア

写真の石は、0.608ctのキュービックジルコニアである。
拡大写真に見られる大きなフェザーは、CZに限らず他のいくつかのダイアモンド類似石に発生する内部特徴としては比較的珍しいものと思われる。

なぜなら、中でもCZは原料を超高温で溶解するためフローレスであることが多く、通常の内部特徴としては、原料の酸化ジルコニウムの溶け残りがわずかに観察される程度であるからである。

また、このような特徴により、天然ダイアモンドとの鑑別、特にルーペによる場合には誤りを生じる可能性があるので注意する必要がある。

 

フェースアップで観察される大きなフェザー パビリオン側から観察される別のフェザー